今回は、岐阜県羽島市にお住いの方より、玄関上の屋根から雨漏れがしているから見て欲しいとご依頼を頂き、現地調査にお伺い致しました。
雨漏れ箇所を覗いてみると、軒裏部分の木部が雨漏れにより、腐食してしまってました。
この部分の真上には【谷板金】と呼ばれる、銅板が入っています。
過去に何度か漏れた事があるみたいで、所々補修した跡が見られましたが、
補修箇所も劣化してしまい、再度穴が空いてしまったようです。
この【谷板金】と呼ばれるものは、瓦を違う方向に葺く際に使用される雨水が流れる場所になります。
こちらのお宅の谷板金は、銅板が使用してありました。
銅板は空気に含まれる、酸素、二酸化炭素、その他に、水や塩分などに反応し、【緑青 ろくしょう】と呼ばれる錆が表面に出てきます。
この緑青と言うものが、銅板に膜をはり、腐食などを防ぐと言われています。
ですが、雨水などが一定の場所に当たり続けると、この緑青も劣化してしまい、銅そのものが表面に出てしまいます。
下の写真の色が変わってしまっている部分(薄茶色)に見える場所が、緑青が薄くなってしまい、
銅が表面に出てきてしまっている写真になります。
こちらのお宅では、漏れの箇所が家の外側でしたので、今入っている銅板をステンレス製の板金に交換する予定です。
ですが、1枚目と2枚目の写真にもあるように、木の部分の腐食が進行し過ぎてしまうと大事になることも考えられます。
ましてや、二階の屋根に谷板金が入っているお宅ももちろんあります。
そういった場合、家の内部に漏れが出てくるケースもあります。
一階部分に谷板金がついているお家に住まれてる方は、一度二階のお部屋の窓から確認してみて下さい!
上にも書いた様に、色が変色しているところがあれば尚更、一度専門の方に見て頂く事をお勧めします。
弊社では、家の無料診断も行なっております。
お家の事でお困りの際はお気軽にご相談下さい。