今回は、岐阜県羽島市にて、屋根の塗装工事を行いました。

今回施工させて頂いた施主様宅では、モニエル瓦が葺せてあるお宅になります。
一般的に、化粧スレート屋根などはよく目にする事が多いと思いますが、
モニエル瓦と言うと、なかなか聞きなれない方も多いと思います。


＊モニエル瓦とは
一般的にセメント瓦、コンクリート瓦のなかの一種になります。
モニエル瓦は、瓦・着色スラリー層(塗膜層)・クリアー層の三層構造になっているのが大きな特徴です。

劣化の主な症状
モニエル瓦はまず、経年による劣化で、表面にあるクリアー層が剥がれ、そのあとにスラリー層が剥がれてきます。
クリアー層が剥がれてしまう事で、スラリー層にコケや、汚れが付着しやすくなってしまいます。
その他にも、コケなどを放置しすぎると、それが原因によるヒビ割れなどの症状も出てきます。

写真のような症状が出てきた場合、塗り替えをオススメします。



割れてしまった瓦なども差し替えがききますが、
今では新たにモニエル瓦を製造している会社が減ってきている為、同じ瓦が無いと言う可能性も出てきます。


今回の施主様宅は、ヒビ割れ等も軽度だった為、塗装にて延命していくと言う処置をとらせて頂きました。

上記にもある様に、劣化を放置し過ぎてしまい、
コケ、ヒビ割れなどが原因で雨漏れに繋がるケースもなかにはあります。


そうなった場合、塗装工事は雨漏れを止める工事ではない為、
屋根瓦を新しく葺き替えなければならなくなる可能性もあります。

「今なら薬で治るものが、放置したことにより手術しなければならなくなった。」

人間の体と同じ事が言えますね。

長い目で見た際、例外もありますが、薬で治す方が、お家にとっても、家計にとっても助かりますね。

普段なかなか見ない場所こそ、しっかりとしたプロの目での点検をオススメします。

弊社では、お家の無料診断なども行っております。

お家の事でお困りの際は、株式会社 甍まで、お気軽にご相談下さい。